財務・人事マサチューセッツ工科大学(MIT)発のロボティクス企業チューター・インテリジェンス(米国)は1日、3400万ドルのシリーズA資金調達を実施したと発表した。総調達額は4200万ドルに到達。調達資金は、AI(人工知能)を活用した倉庫ロボット群の商用展開拡大、CPG(消費財)企業向けフリートの拡充、中央ロボットインテリジェンス基盤の高度化に充てる。
同社はMIT CSAIL(MITコンピューター科学・人工知能研究所)発のデータエンジンを核に、北米の大手CPGメーカーやフォーチュン50企業の物流現場でAIロボットを運用してきた。ロボットは人の作業者と協働し、アイテム識別からピッキング、仕分けまでを処理。従来の“決められた動作”しかできない産業ロボットと異なり、実運用で収集した視覚・運動データを学習に還元し、環境変動やSKU差異、例外的事象に適応できる点を強みとする。
現場搬入後1日で稼働可能な点も特徴で、導入企業はロボット購入や保守要員の確保が不要なRaaS(Robot as a Service)モデルで利用できる。自動化投資に踏み切れない企業でも、労務費に近い感覚で高度なロボットフリートを活用できるとして、3PLや食品メーカーなどへの展開が広がっている。
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