国際ダイムラートラック(ドイツ)は2日、子会社のトルク・ロボティクス(米国)とともに、レベル4自動運転トラック向け短距離LiDAR(ライダー)の量産供給パートナーとしてイノビズ・テクノロジズ(イスラエル)を選定したと発表した。「InnovizTwo」と呼ばれる短距離LiDARを採用し、3社で商用車用途に向けたセンサー開発を共同で進める。

(出所:ダイムラートラック)
InnovizTwoはSAE(Society of Automotive Engineers)レベル4の自動運転機能に対応するもので、ダイムラートラックとトルクの自動運転プログラムに組み込まれる。両社は自動運転仕様の「Freightliner Cascadia」に、トルクの仮想ドライバーと組み合わせて同センサーを搭載する計画。短距離LiDARは、すでに選定済みの長距離LiDARと併用し、近距離と遠距離の検知を補完する役割を担う。
自動運転車両では、LiDAR、レーダー、カメラを組み合わせたマルチレイヤーセンサー構成を用い、車両周囲を高精度で把握する必要がある。LiDARはレーザーで3Dマップを生成し、近接環境の詳細把握に寄与する。今回の短距離センサー選定により、交差点での右左折や合流地点など複雑な場面でも検知精度の向上が期待される。
ダイムラートラックとトルクは、北米の高速道路や地域ルートでの展開を想定したレベル4自動運転トラックの市場投入を進めている。
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