ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ソフトバンク、仏バリョ株の完全取得へTOB

2025年12月5日 (金)

M&A自動搬送ロボットメーカーのバリョ(フランス)は4日、同社株式の91%超を保有するソフトバンクが残余株式の取得に向け、フランス金融市場庁(AMF)に公開買い付け(TOB)を提出したと発表した。買い付け価格は1株0.60ユーロで、TOB後のスクイーズアウトを前提とする。バリョ取締役会は独立委員会を設置し、外部専門家を起用して条件の妥当性を精査する方針で、現時点では提案に概ね好意的な姿勢を示している。

併せて、ソフトバンクはバリョに最大1200万ユーロの株主ローンを供与する。バリョは2025年までの資金繰りに課題を抱えており、26年の短期流動性を確保するための措置。貸付条件は市場実勢や同社の財務状況を踏まえ妥当と評価されており、関連当事者取引として独立専門家の審査も受ける。

バリョは倉庫・製造現場向けの自動走行フォークリフトを展開し、25か国で1500台超を導入。24年の売上高は2910万ユーロ。ソフトバンクグループのロボティクス領域との連携強化により、技術開発やグローバル展開が加速する可能性がある。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。