EC久(キュウ、東京都港区)は8日、自社EC(電子商取引)サイト上での在庫リスク削減と物流コスト低減を可能にする新サービス「ECコネクター MultiVendor(マルチベンダー)β版」の提供を開始した。
本サービスは、Shopify(ショッピファイ)やfutureshop(フューチャーショップ)などの既存カートシステムを用いたECサイトに、ドロップシッピング(メーカー直送)とマーケットプレイス機能を追加できるのが特徴。複数のサプライヤーからの商品販売を一元管理し、注文データを自動で各サプライヤーに振り分け、メーカー倉庫から直接購入者へ出荷する仕組みを構築する。
導入により、EC事業者は自社で在庫を抱える必要がなくなるため、倉庫費用の抑制や在庫ロスのリスク軽減が期待される。特に、物流コストの上昇とドライバー不足が顕在化するなかで、流通の効率化を支援するツールとして注目される。
サービスには、発注から出荷・支払いまでを自動化する複数サプライヤー管理機能、CSV・FTPによる柔軟なデータ連携、既存カートとの自動連携機能が搭載されている。今後は2026年2月までに、在庫管理や取引管理などの追加機能を段階的にリリースする予定だ。
久では、アパレルや家具、地域産品を扱う事業者を中心に導入を推進し、ECにおける物流構造の見直しとサプライチェーン全体の最適化に寄与するとしている。
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