ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

DXONE、一次産業向け在庫管理システムを展開

2025年12月10日 (水)

サービス・商品一次産業向けのシステム開発などを手がけるDXONE(ディーエックスワン、東京都港区)は8日、倉庫の仕入れ・在庫管理システム「Smart Stock」(スマートストック)をリリースしたと発表した。同社が運営している受発注SaaS「Smart Order」(スマートオーダー)との連携も可能で、業務の効率化やコスト削減などを支援する。

青果業界ではいまだにファクスやフロッピーディスクが使われていることが多く、手書きで伝票を書き、担当者がExcel(エクセル)や既存システムに打ち込むといった業務も残っている。

青果卸には電算室という部署があり、紙に書かれた伝票をシステムに入力する専門職もいるが、そうした情報は旧来型のシステムで管理されているため、ほとんどの場合、ほかの業務などに活用できない。また、業務ごとにシステムが異なり、データを連携できないため、同じ情報をシステムごとに入力するといった手間も現場の負担になっている。

こうした青果卸や食品加工会社、農業法人でよく見られる非効率的な業務をなくすため、同社は業務効率化に向けたシステム開発に取り組み、すでに受発注業務を一元化するスマートオーダーを開発、運用している。

新たにリリースされたスマートストックは、受注だけでなく、仕入れた商品の管理もできる。スマートオーダーとのデータ連携も可能で、在庫管理の効率化を容易に図れる。また、出荷実績や需要傾向から、在庫に欠品が出たり、過剰になりそうになったりすれば、アラートを発する機能もある。

これら2つのシステムを連携させれば、受注から在庫、出荷、請求、会計までの業務がスムーズに進むようになる。導入によって、受注・営業事務が5人から1.5人に削減できた例や、在庫ロスや誤請求の削減で赤字部門が黒字化した例、相場の即時反映や値付け運用の定着によって、売り上げが6億円から9億円に伸びたケースなどがあるという。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。