国際ダイムラートラック(ドイツ)は9日、メルセデス・ベンツブランドの新型バッテリー式大型トラック「eActros400」の量産を、ドイツ・ヴェルト工場で開始したと発表した。今回のモデル投入は、2025年末に向けて複数の新型電気トラックを展開する計画の一環となる。

(出所:ダイムラートラック)
新型eActros400は、同社のeActros600と共通の技術基盤を用い、バリエーション拡大によって重量物輸送や都市配送など幅広い物流ニーズに対応する。eActros400は2基のLFPバッテリーを搭載し、総容量は414キロワット。最大400キロワットのCCS2急速充電に対応し、10-80%まで46分で充電できる。
6×2仕様で乾式ボックス車体を搭載した場合、20度の条件下で480キロの走行が可能とされる。バッテリー搭載数が少ない分、eActros600より車両重量が軽く、積載量は25トン超でディーゼル車と同等という。
生産は既存のAシリーズ組立ラインで行われ、ディーゼル車と同一ラインで並行製造される。初代eActrosで採用されていた専用の電動化工程を廃止し、フレーム組立から最終検査まで、通常の量産ラインへの完全統合を実現した。また、マンハイム、カッセル、ガゲナウの各工場が電動アクスルやトランスミッション、フロントボックスなど電動パワートレイン部品を供給する。
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