ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

経団連CN行動計画、運輸部門でCO2排出が増加

2025年12月18日 (木)

調査・データ日本経済団体連合会(経団連)は16日、「経団連カーボンニュートラル(CN)行動計画」の2025年度フォローアップ結果(速報版)を公表した。業界団体ベースで2050年CNに向けたビジョンを掲げ、国内排出削減(2030年度目標)▽主体間連携▽国際貢献▽革新技術──の4本柱で進ちょくを点検する枠組みで、今年度は63業種が参加し、速報版は61業種の報告を基に集計した。

全部門合計のCO2排出量は、2013年度比で22.3%減(1億3277万トン減)、前年度比でも1.4%減(637万トン減)となった。部門別では13年度比で全て減少した一方、前年度比では運輸部門が2.6%増、エネルギー転換部門も0.1%増と増加に転じた。運輸部門はインバウンド増による航空旅客(国際便)の増加などが押し上げ要因として挙がる一方、内航海運での燃料転換など削減に向けた取り組みも進んでいるとした。

また、2050年CNに向けたビジョン策定は48業種に増え、参加業種の78.7%を占めた。経団連はGX(グリーントランスフォーメーション)を成長戦略として進める上で、環境価値が広く受容される「GX製品市場」の具体策が不可欠だと指摘する。物流分野でも、低炭素輸送のコストを価格に反映できる取引慣行や制度設計が進むかどうかが、取り組みの実装速度を左右しそうだ。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。