財務・人事SPACER(スペーサー、東京都中央区)は25日、シリーズBラウンドの追加調達を完了し、同ラウンドにおける累計資金調達額が10億円に達したと発表した。今回のエクステンションラウンドでは、富士工業(相模原市中央区)およびミライドア(東京都港区)が運営する埼玉県渋沢MIXイノベーション創出支援投資事業有限責任組合を引受先とする第三者割当増資により、3億5000万円を調達した。
SPACERは、スマートフォンによる事前予約やキャッシュレス決済に対応した多機能スマートロッカーの開発・運営を手がけており、鉄道駅や商業施設など公共性の高い場所を中心に導入実績を拡大してきた。2024年1月のシリーズBファーストクローズ以降、西武鉄道との資本業務提携を通じた鉄道網活用の具体化が進展したことから、当初計画を上回る規模での資金調達を決定したという。
調達した資金は、住宅設備機器メーカーである富士工業との連携による次世代型スマートロッカーの共同開発と量産体制の構築、駅ロッカーを起点とした取次配送サービスの実証拡大、複数サービスと連携するクラウドシステムやオペレーションの高度化に充当する。特に、屋外設置や多様なサイズの荷物に対応可能な筐体の量産化を進め、設置拠点の拡充を図る。
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