
▲「Eureka AIビジョンシステム」を組み込んだアイオイ・システムの汎用自動ピッキング装置(出所:エウレカロボティックス)
サービス・商品シンガポールに本社を置くエウレカ・ロボティックスの日本法人Eureka Robotics(東京都江東区)は9日、同社のAI(人工知能)ビジョン技術を活用したロボットピッキングシステムが、アイオイ・システム(品川区)の物流ソリューションに採用されたと発表した。多品種・高混載環境に対応する自動化技術として、EC(電子商取引)倉庫などSKUの入れ替わりが激しい物流現場での実運用を想定している。
システムは、ロボットアームにEureka 3Dカメラとコントローラーで構成されるAIビジョンシステムを接続した構成。3Dカメラで対象物を撮像すると、コントローラーがリアルタイムで3D点群データを生成し、独自AIとアルゴリズムがワークの検出や最適な把持位置の推定、ロボット姿勢(6DoF)の算出を自動で行う。これによりロボットアームが対象物を把持し、指定位置へ搬送する。
特徴は、CADデータやワークの事前登録を必要としない「マスターレスピッキング方式」を採用した点にある。従来の物流向けロボットピッキングでは、モデル登録やCADデータ準備、SKU追加時の再設定などが導入・運用の負担となるケースが多かったが、同方式では実物をそのまま3Dで認識するため、SKUの入れ替わりが多い現場でも柔軟な運用が可能となる。
これにより、商品点数が多く変動の激しいEC倉庫でもシステム停止や再設定を最小限に抑えた連続稼働を実現するという。Eureka Roboticsは、物流工程の上流から下流までのソリューション実績を持つアイオイ・システムとの協業により、AIビジョン技術を物流工程全体の中で活用する形で提供できると説明している。
物流業界では人手不足を背景に倉庫内作業の自動化ニーズが高まっている。両社は今後、実証実験を通じて物流現場での適用範囲を広げ、実運用に耐える自動化ソリューションの展開を進めていくとしている。
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