財務・人事香港の海運持株会社オリエント・オーバーシーズ・インターナショナル(OOIL)は12日、2025年通期決算を発表した。売上高は97億2200万ドル、EBIT(利払い前・税引き前利益)は15億4900万ドル、最終利益は15億1300万ドルとなった。前年の25億7700万ドルから大幅減益となったが、コンテナ輸送量は増加した。
コンテナ輸送・物流事業のEBITは15億4100万ドルで、EBITマージンは15.9%。コンテナ輸送量は前年比3.7%増の787万TEUとなり、船腹量も拡大した。一方で運賃市況の変動や貿易摩擦の影響を受け、売上高は前年の107億ドルから減少した。
25年は世界経済の不確実性が高まり、関税政策や貿易摩擦がコンテナ海運市場に影響を与えた。特に北米航路では貨物量や運賃の変動が大きく、需給の不安定さが続いた。年末にかけては関税措置の一部停止などにより市場は緩やかな回復傾向を示したという。
同社は船隊拡充も進めており、25年には1万6828TEU型コンテナ船9隻の引き渡しを完了した。さらに28-29年に引き渡し予定の1万8500TEU級メタノール燃料対応コンテナ船14隻を発注しており、脱炭素対応船隊の整備を進める。
また、親会社であるコスコシッピングラインズ(中国)との連携を深め、サービスネットワークやコスト最適化を進める。倉庫や配送、貨物管理などを含むサプライチェーンサービスの拡充にも取り組み、デジタル化を通じた統合物流サービスの強化を図る方針だ。
今後は紅海情勢や船腹供給の増加、EU排出量取引制度の拡大などが運航コストや運賃に影響する可能性があるとして、市場環境の変動に対応しながら事業運営を進めるとしている。
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