サービス・商品屋内位置情報サービス「Beacapp Here」(ビーキャップヒア)を提供するビーキャップ(東京都港区)は18日、製造・医療・物流などの現場DXを推進するオーダーメイド型IoT構築支援を強化すると発表した。同サービスを基盤として活用することで、インフラ構築不要で開発期間を最大50%、開発コストを最大90%削減しながらPoCから本番運用まで一気通貫で支援する。
物流分野での代表的な活用例が、ネスレ日本の食品工場だ。工場の敷地内に出入りするトラックの荷待ち時間削減と出荷順序の最適化が課題だったが、敷地に入るトラックにビーコン端末を配布し、ゲート通過時にiPhoneが電波を検知することでトラックのステータスをダッシュボード上でリアルタイムに可視化する仕組みを構築した。「どのトラックの荷物を優先して準備すべきか」を現場担当者が即座に把握できるようになり、物流オペレーションの効率化を実現した。

▲ネスレ日本の食品工場でのトラック運行状況を可視化(出所:ビーキャップ)
一般的なIoT開発では、データ処理基盤の構築や通信環境の整備などインフラ構築に多くの時間とコストがかかり、PoCまでは進んでも本番運用に至らないケースが少なくない。ビーキャップのアプローチは、すでに200社以上に導入されている「Beacapp Here」をIoT開発基盤として活用することで、こうしたインフラ構築の工程を大幅に省略する点が特徴だ。物流・製造・医療・オフィス・スマートビルなど多様な現場に対応しており、蓄積された運用知見を生かしたシステム設計と運用支援で、構想段階のアイデアを実際の業務改善につなげる。
荷待ち問題がドライバーの労働環境悪化と物流コスト増大の要因として注目されるなか、既存インフラを活用した低コスト・短期間での現場DX(デジタルトランスフォーメーション)実装は、中堅・中小規模の物流・製造現場にとっても導入しやすい選択肢として広がる可能性がある。
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