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残る413両は15年度末までに段階納入

川崎重工、米ニューヨーク市地下鉄56両を納入

2014年1月23日 (木)

国際R188地下鉄川崎重工業は23日、米国現地法人のカワサキレールカー社(KRC、ニューヨーク州ヨンカース市)を通じ、ニューヨーク市交通局(NYCT)向け新型地下鉄電車(R188)の初編成など、ベース契約車両を納入したと発表した。

納入した地下鉄電車は、2010年5月に受注した新車23両、既存車(R142A)改造10両を含むベース契約の3編成(1編成11両)で、同社はベース 契約に続き、11年12月にオプション契約の新車103両、既存車改造370両を受注している。オプション契約分は15年度末にかけて段階的に納入してい く。

R188地下鉄電車は、同社が01年から05年にかけて納入したR142A地下鉄電車(納入総数600両)をベースに、地下鉄運行システムの運転効率・信頼性・安全性向上を図るため、CBTC方式の列車制御システムを採用した車両。

新車は構体製作をリンカーン工場(ネブラスカ州)、機器取付けと最終組立、試験をヨンカース工場(ニューヨーク州)で行う。また、既存のR142A車両のCBTC方式への改造はすべてヨンカース工場で行う。

NYCT向けでは1982年にR62地下鉄電車325両を受注して以来、累計2000両以上の納入実績をとなっており、米国最大の鉄道事業者であるNYCT保有の地下鉄車両では川崎重工がトップシェアを占めている。