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川崎重工、西鉄から新型通勤車両18両を受注

2016年2月5日 (金)

荷主川崎重工、西鉄から新型通勤車両18両を受注川崎重工業は4日、西日本鉄道から新型通勤車両9000形18両を受注したと発表した。車両は兵庫工場(神戸市)で製造し、今年度から2017年度にかけて段階的に納入する。

受注した車両は、同社が1975年から91年にかけて納入した5000形車両を置き換えるもので、06年からことし1月にかけて納入した3000形車両をベースに、性能向上や省エネルギー化を図った。

機器のエネルギー効率を高め、すべての照明装置と行先表示器をLEDにすることで省エネ化に配慮。乗降口上部に日・英・中・韓の4か国語標記に対応した車内案内表示器を設置するほか、優先スペースと一般部を識別しやすくするなど、車内のバリアフリーも拡充した。

車両外観は、歴代車両でも多く使用している赤帯をモチーフに、落ち着きのあるロイヤルレッドを配し、先頭部は縦のラインを強調することで、前に進む力強さと次世代車両としての新しさを表現。

室内には座席横の仕切部、連結部分の扉にガラスを採用し、床敷物に大きな柄をつけることで、既存車両のイメージを一新している。

■9000形車両の概要
車種:通勤車両(3両×4編成、2両×3編成)
寸法:19.5メートル(長さ)×2.71メートル(幅)×4.091メートル(高さ)
車体素材:ステンレス鋼