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受注額148億円、7月から納入開始

川崎重工など3社、香港で鉄道改造・新車供給受注

2014年1月27日 (月)

産業・一般伊藤忠商事、近畿車両、川崎重工業の3社コンソーシアムは27日、香港鉄路(MTRコーポレーション)から鉄道車両改造と新車供給契約を受注したと発表した。

契約金額は11億香港ドル(148億円)で、2015年7月から新車の現地納入を開始、段階的に既存車両の改造を実施し、18年に完工する。

MTRは、18年完成を目指して新規路線「沙中線」のタイワイ駅・ホンハム駅区間を建設中で、同路線完成後は既存路線の西鉄線(ホンハム駅・トンモン駅間)と馬鞍山線(タイワイ駅・ウーカイシャー駅間)の2路線が新路線を介して東西に結ばれ、新たに「東西走廊」として運営される。

今回の契約では、コンソーシアムが共同で過去に納入した車両の改造工事と、改造のため中間車36両を新たに供給することになっている。

コンソーシアムは、MTRの前身であるKCRC(九龍広東鉄路)向けも含めて多くの車両を納入しており、新たに供給する中間車は、過去に納入した車両と同タイプのステンレス製車両で、車内外の静粛性に優れ、快適性・対環境性能が高い。