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国交省、社会実装ロードマップ公表

2026年3月30日 (月)

行政・団体国土交通省は27日、スタートアップなどの先端技術の社会実装を促進する「中小企業イノベーション創出推進事業(SBIRフェーズ3)」について、補助終了後5年間を見据えた社会実装ロードマップを公表した。

同事業は、革新的な研究開発成果を社会実装へとつなげることを目的としており、大規模な技術実証を支援するもの。今回のロードマップでは、政府調達や規制緩和、標準化、利活用環境の整備などを通じ、技術の普及と市場形成を進める具体的な取り組みが示された。

対象分野は、防災・インフラマネジメントを中心に多岐にわたる。例えば建設分野では、建設機械の自動化・遠隔操作、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)を活用した施工管理の高度化、3Dプリンタ施工技術などが挙げられ、人手不足や生産性向上への対応を図る。また、ドローンやセンサネットワークを活用したインフラ点検や災害監視、デジタルツインによる道路・河川の維持管理なども重点領域とされる。

ロードマップは、「事業実施体制・サプライチェーンの構築」「初期市場の創造」「業界ルールの確立・社会受容性の向上」「市場環境の整備」の4つの視点で構成されている。スタートアップと連携企業による体制構築や人材育成、公共工事での試行導入、基準整備、国際標準化の推進などを通じ、段階的に社会実装を進める設計となっている。

さらに、災害対応分野では、低コスト浸水センサやSAR衛星を活用した観測システムの開発・普及を進め、迅速な状況把握や防災力の向上につなげる。再生可能エネルギーを活用した臨時電源や都市デジタルツインなども、強靱で持続可能な社会基盤を支える技術として位置づけられている。

今後は、政府とスタートアップ、民間企業、自治体が連携し、制度面と市場面の両面から技術導入を後押しする。これにより、公共分野における新技術の定着を加速させるとともに、国内市場の拡大や海外展開も視野に入れた産業競争力の強化につなげる。

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