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伊藤忠・山九、東南アジアのプラント保全企業買収

2026年4月9日 (木)
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M&A伊藤忠商事は9日、山九と共同で、シンガポールを拠点にプラント機器のメンテナンス事業を展開するSWTSアジアの全株式を取得することで合意したと発表した。これまで同社の経営陣や従業員が保有していた株式を取得し、完全子会社化する。

SWTSは1973年創業で、製油所や石油化学プラント、発電所、船舶などの重要設備の保守・修繕を手がける。シンガポールを拠点にタイ、ベトナム、インドネシア、マレーシアへ展開し、700人の技術者を擁する東南アジア有数の保全企業とされる。近年はデータセンターや半導体関連設備といった成長分野にも領域を広げている。

プラントメンテナンスは設備の安定稼働を支える基盤サービスであり、景気変動の影響を受けにくい特性を持つ。東南アジアでは新設投資に加え、既存設備の老朽化に伴う保守・改修需要が拡大しており、市場の持続的成長が見込まれる。加えて、世界的に熟練技術者の不足が課題となるなか、人材と技術を抱える事業者の価値は相対的に高まっている。

山九は物流とプラントエンジニアリングを組み合わせ、構内物流や日常保全、定期修理(SDM)など一体的なオペレーション支援を展開してきた。プラント内では原料受け入れや製品搬送、充填などの物流機能と、設備保全が密接に連動するため、両機能の統合は安定操業の鍵となる 。今回の出資により、同社の技能・動員力とSWTSの地域基盤を組み合わせ、サービス提供範囲の拡大を図る。

伊藤忠はグローバルネットワークと事業投資の知見を活用し、事業運営の高度化と成長戦略を支援する。3社の連携により、東南アジアにおけるインフラ関連サービスの競争力強化と収益基盤の拡充を狙う。

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