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13年4-12月期決算、拠点開設相次ぎ収益拡大

アルプス物流、海外で電子部品物流が好調

2014年1月31日 (金)

財務・人事アルプス物流が1月31日に発表した2013年4-12月期決算は、電子部品物流、商品販売、消費者物流の3事業がいずれも堅調に推移し、増収増益となった。

主力の電子部品物流は、電子部品業界で車載関連が米国や新興国の需要増で好調に推移。成長商品のスマートフォンやタブレットPC向けも一時的な調整を除いて夏場から需要が拡大したが、物流面では荷主企業による最適地生産や合理化の進展、機器の統合・小型化、各社のサービス同質化などにより、厳しい競争環境が続いた。

こうした中、海外では中国の上海アルプス物流が太倉支店(江蘇省)、深セン支店(広東省)を開設。太倉支店では3000平方メートル強の倉庫を立ち上げて新規開拓に注力し、深セン支店は華南地区の既存拠点と連係して事業拡大に取り組んだ。

タイ、マレーシア、シンガポールでも新規ビジネスの受託に伴って倉庫の拡充を図っており、米州ではメキシコ・レイノサの倉庫拡張に続いて米国・マッカレン(テキサス州)の倉庫を2万5000平方メートル規模に増床した。

[アルプス物流]2014年3月期第3四半期連結決算(単位:百万円)

 2014年3月期第3四半期2013年3月期第3四半期増減
売上高58,87354,4168.2%
営業利益3,2293,0286.6%
経常利益3,4653,07312.7%
当期純利益1,7941,909-6.0%