ロジスティクス大阪税関が22日公表した3月の近畿圏貿易概況(速報)によると、輸出額は2兆2999億円(前年同月比+13.9%)と18か月連続で増加し、主要地域向けすべてで月別過去最高を記録した。輸入額も1兆7820億円(同+10.9%)と3月として過去最高となり、差引は5178億円の出超と14か月連続で黒字を維持した。
輸出は半導体等電子部品(+25.8%)や非鉄金属(+37.2%)がけん引し、特に中国向けを中心に増勢が続いた。一方、医薬品や金属加工機械は減少し、分野別の明暗が分かれた。輸入では半導体等電子部品(+73.0%)に加え、天然ガス及び製造ガス(+19.6%)が増加し、エネルギー需要の回復が一部でみられる一方、原油及び粗油は−42.0%と減少が続いた。
地域別ではアジア向けの動きが全体を押し上げ、輸出は+15.5%、輸入も+14.8%と拡大した。中でも中国は輸出+18.0%と回復し、電子部品や非鉄金属の伸長が寄与した。ASEANも輸出入ともに増加基調を維持し、域内サプライチェーンの活発化が続く。EU向けは輸出+21.4%、輸入+15.0%とともに増加し、原動機や医薬品が寄与した。米国向けも輸出+9.7%と増加に転じ、建設機械や電池が伸長した。
為替は1ドル=156.60円と前年同月比で円安となり、輸出額の押し上げ要因となった。近畿圏は全国輸出の2割を占める主要拠点であり、電子部品や非鉄金属など高付加価値貨物の動きが貿易構造を支えている。資源関連の輸入減少と高付加価値品の輸出拡大が同時に進むなか、重量ベースの輸送構造にも変化が生じている可能性がある。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。


























