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トラスコが新潟に新拠点、HC供給と輸入在庫強化

2026年4月22日 (水)

拠点・施設トラスコ中山は22日、新潟県三条市で建設していた「HC東日本物流センター」の竣工式を実施した。2026年8月の稼働を予定しており、同社にとって30か所目の物流拠点となる。ホームセンタールート向け供給の強化に加え、海外調達商品の在庫集約拠点としての機能を担う。

▲「HC東日本物流センター」(出所:トラスコ中山)

同社は全国28拠点で62万アイテムの在庫を保有し、「必要な時に必要なものを必要なだけ」供給する体制を構築している。今回の新拠点は、既存のホームセンター向け物流センターの能力ひっ迫を受けた移転・再編として整備されたもので、保管能力と出荷能力の拡張を図る。

新センターでは、ホームセンター向けに求められる店舗別仕分けやストアブランド商品の在庫化といったニーズに対応するため、作業効率と柔軟性を高めた運用を想定する。保管点数は16万アイテム、出荷能力は1日あたり3万5000行とされ、納品精度とスピードの向上を狙う。

加えて、同拠点は日本海側の陸揚げ拠点としての役割も担う。タイ、米国、ドイツ、台湾、香港などから調達する海外メーカー商品の在庫を集約し、全国拠点への補充機能を強化することで、輸入品の在庫管理と供給安定性の向上を図る。調達拠点の分散と在庫集約を組み合わせることで、サプライチェーン全体の効率化を進める構えだ。

一方、従来のHC東日本物流センターは「プラネット新潟」に名称変更し、新潟エリア向け供給拠点として再編する。これまで群馬県伊勢崎市の「プラネット北関東」から供給していた新潟支店および新潟北支店の在庫を同拠点へ移管し、需要地に近い在庫配置へ転換する。リードタイム短縮と配送効率の改善を通じ、「最速」「最短」「最良」の納品体制の構築を目指す。

施設は敷地面積2万6300平方メートル、延床面積4万8338平方メートルの規模で、免震構造や消雪設備を備える。総投資額は土地・建物で168億円、設備で14億円。多層階構造により保管効率を高めるとともに、降雪地域に対応した安定稼働を確保する設計となっている。

ホームセンター向け流通はSKU増加と小口多頻度化が進み、物流拠点の機能高度化が競争力を左右する。在庫分散から需要地近接型への転換と、輸入品の集約管理を組み合わせ、国内外の調達と販売をつなぐハブ機能の強化を図る。

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