荷主愛知製鋼は22日、特殊鋼鋼材の販売価格を2026年5月契約分から引き上げると発表した。構造用鋼、ばね鋼、軸受鋼はトンあたり1万円以上、工具鋼は5-10%の値上げを実施する。
主原料である鉄スクラップ価格の上昇に加え、副資材費や輸送費、労務費、外注費が高騰したことが要因。特に輸送費やエネルギーコストの上昇は足元で継続しており、同社は自社努力のみでの吸収は困難と判断した。
対象は構造用鋼、ばね鋼、軸受鋼、工具鋼の全製品で、価格改定は段階的ではなく一括で適用する。今後についても、鉄スクラップや電力・ガスなどエネルギー価格、輸送費の動向次第では追加の価格改定を検討するとしている。特殊鋼は自動車や機械、建設分野など広範な製造業の基盤素材であり、今回の値上げが部材コストを通じてサプライチェーン全体に波及する可能性がある。
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