拠点・施設ニプロは27日、医薬品製造子会社ニプロファーマ(大阪府摂津市)の近江工場(滋賀県栗東市)に一般注射剤棟(バイアル棟)を新設し、4月25日に完成したと発表した。8月の稼働開始を予定する。平時の医薬品生産と、有事のワクチン製造を両立する「デュアルユース」型の製造拠点とする。

▲近江工場 一般注射剤棟(バイアル棟、出所:ニプロ)
同棟は経済産業省のワクチン生産体制強化事業に採択された製剤部門案件で、通常は医療用注射剤を製造しつつ、感染症拡大時には3か月でワクチン製造体制へ切り替える能力を持つ。延床面積は2万4598平方メートル、年間生産能力は4770万本と、国内有数の規模となる。
建設にあたっては中外製薬と協業し、設備設計や品質システム、人材育成を共同で推進。グローバルGMP水準に対応した製造体制の構築を進める。ニプログループは原材料から製剤までの一貫供給体制を強みとしており、新棟の稼働により国内外への供給能力の強化を図る。
平時と有事で生産品目が切り替わるデュアルユース拠点は、需給変動への対応力を高める役割を持つ。パンデミック時の急激な需要増に対し、国内製造と供給を迅速に立ち上げる体制は、医療サプライチェーンのレジリエンス強化につながる。製造機能の高度化と並行して、流通・在庫の最適化を含めた一体的な供給体制の構築が求められる。
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