調査・データ経済産業省が30日に発表した3月分の鉱工業指数によると、生産は前月比−0.5%と小幅に低下した。出荷も同−1.1%、在庫は−1.5%といずれも減少し、在庫率も低下した。総じて製造業の基調判断は「一進一退で推移」と据え置かれた。
業種別では、無機・有機化学工業や汎用・業務用機械、石油・石炭製品が生産を押し下げた。一方で、輸送機械(自動車除く)や生産用機械、電子部品・デバイスは増産となり、分野間で強弱が分かれる構図となった。出荷面では自動車工業の減少が目立った。
在庫は全体として減少しており、需給調整が進行している局面とみられる。電気・情報通信機械や化学関連の在庫圧縮が寄与する一方、自動車や電子部品では在庫が積み上がるなど、サプライチェーン内のバランスにはばらつきが残る。
先行きについては、企業の生産計画をもとにした製造工業生産予測指数で、4月は前月比2.1%、5月は同2.2%の上昇を見込む。ただし、過去の実績との乖離を補正した試算値では4月は0.7%の低下見込みで、計画ほどの回復には至らない可能性がある。
企業マインドを示す生産活動DIは−4.0と前月から低下し、「強気」25.7%に対し「弱気」29.7%が上回った。景気判断の分岐点とされる−5に接近しており、製造業の慎重姿勢が強まっている。
生産・出荷の弱含みは輸送需要の下押し要因となる一方、在庫圧縮は倉庫回転率の改善につながる。計画通りの増産が実現するかどうかが、国内貨物動向や輸送需要の回復タイミングを左右する局面にある。
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