ロジスティクスSustainable Shared Transport(SST、東京都中央区)は7日、JR貨物関東支社と連携し、鉄道とトラックを組み合わせたパレット単位の混載輸送サービスを開始したと発表した。従来はコンテナ単位利用が中心だった鉄道輸送を、小口貨物向けに開放することで、モーダルシフトやドライバー不足対応を進める。
新サービスは、パレット1枚単位から利用可能な混載輸送サービス。利用者がJR貨物の東京貨物ターミナル駅、隅田川駅、熊谷貨物ターミナル駅へ持ち込んだ貨物を、12フィート鉄道コンテナへ混載して輸送する。到着後はSSTのトラックへ積み替え、新潟県や長野県内の指定納品先へ配送する仕組みだ。集荷はオプション対応となる。
対象区間は、東京・隅田川・熊谷発-新潟貨物ターミナル経由の新潟エリア向けと、東京・隅田川発-南松本駅経由の長野エリア向けの2区間。料金は新潟方面が1パレットあたり1万2000円、長野方面が1万1500円。出荷当日12時までに予約すれば、翌日午前中から配送可能としている。

(出所:Sustainable Shared Transport)
多頻度小ロット化が進む一方、長距離幹線輸送では積載率低下や片荷運行が課題となっている。鉄道輸送は大量輸送に適する一方、従来はコンテナ単位の大口利用が前提となり、小口利用しづらい構造があった。今回のサービスは、回送コンテナの空きスペースを活用することで、小口貨物でも鉄道を利用可能にした。
SSTとJR貨物は、フィジカルインターネットセンター(JPIC)の「モーダルコンビネーションWG」の取り組みとして同サービスを推進。同WGでは、鉄道コンテナ輸送を再設計し、トラックと鉄道を平常時から一体運用する「トラック・鉄道ハイブリッド連携モデル」を検討している。 同WG資料では、鉄道輸送は営業用トラック比でCO2排出量を11分の1に抑えられると整理しており、トラック依存からの転換を促す狙いだ。
また、鉄道寸断時にトラックや船舶輸送へ切り替えるBCP(事業継続計画)型サービスや、輸送モードを一元管理する「トラック鉄道ハイブリッド便」構想も検討。物流事業者や荷主間で輸送力を共同利用し、平時から鉄道とトラックを組み合わせることで、災害時にも一定輸送力を維持する仕組み構築を目指す。
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