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ボルボとオーロラ、米南部で自動運転輸送拡大

2026年5月7日 (木)

国際ボルボ(スウェーデン)の自動運転ソリューション部門ボルボ・オートノモス・ソリューションズ(VAS)と米自動運転開発オーロラ・イノベーションは4日、米国の自動運転貨物ネットワークを拡張し、テキサス州ダラス-オクラホマシティ間200マイル(320キロ)の新ルートで自動運転トラック輸送を開始したと発表した。現在は監視付き自動運転で週5日運行しており、荷主施設への直接配送も始めた。

運行には、自動運転システム「Aurora Driver」を統合した「Volvo VNL Autonomous」を使用する。VASは、荷主施設への直送によってドレージ輸送や積み替え工程を削減し、物流フローの簡素化につなげる考えだ。ボルボの販売・整備ネットワークを活用した保守支援も組み合わせ、自動運転輸送導入時の稼働安定性を高める。

(出所:ボルボ)

今回のオクラホマシティ展開は、自動運転輸送の商用ネットワーク拡大に向けた段階と位置付ける。VASオンロードソリューション責任者のサスコ・ツクレフ氏は、「エンドツーエンド輸送では、より高度な運行精度と統合管理が求められる」と説明。実物流環境で自動運転トラックが安定運用できることを示す事例になるとの認識を示した。

オーロラによると、今回の新ルートは数週間でマッピング作業を完了し、自動運転輸送を開始した。オーロラのオッサ・フィッシャー社長は、「新ルートを迅速に立ち上げることは事業戦略の中核」と述べ、複数州をまたぐ展開を進める方針を示した。

両社は2024年の米商用車両展示会「ACT Expo」で、自動運転専用設計のVolvo VNL Autonomousを公開。ボルボの米ニューバージニア州ニューリバー工場では、既にAurora Driver統合工程を開始している。ボルボは27年に数百台規模の生産を計画しており、現在はドライバーレス運行に向けた最終検証段階に入っている。

米国では長距離輸送ドライバー不足や輸送効率改善需要を背景に、自動運転トラック開発競争が続く。一方で、安全性検証や運行責任、州ごとの規制対応、保険・整備体制構築など課題も残る。今回のような荷主施設まで含めた一貫輸送は、自動運転トラックが幹線実証から実運用段階へ移行しつつあることを示す事例となりそうだ。

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