荷主出光興産は8日、米国スタートアップのアトムエックスに出資し、e-メタノール分野での事業連携に向けた共同検討を開始したと発表した。
アトムエックスは、米マサチューセッツ工科大学発のクライメートテック企業。独自触媒を活用し、常温・常圧環境下で水とCO2から直接電解合成してe-メタノールを製造する技術を開発している。e-メタノールは、再生可能エネルギー由来の水素と回収CO2を合成して製造する次世代燃料。船舶燃料のほか、ジェット燃料やガソリン、化学原料としても利用可能で、脱炭素化への寄与が期待されている。

▲AROM-Xが開発中の電解設備(出所:出光興産)
現在主流のe-メタノール製造では、水電解で製造した水素とCO2を用い、高温・高圧条件下で合成を行う。一方、アトムエックスの技術は常温・常圧で直接合成できるため、製造工程の簡素化や設備コスト、エネルギー消費の低減が見込まれる。
同技術は研究開発段階にあり、今後はスケールアップや実用化に向けた検証を進める。出光興産は、出光CVCを通じて事業連携可能性を検討し、e-メタノールの社会実装を加速する。
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