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新興国市場は安定成長続く見込み、JBMIA調べ

国内事務機械出荷予測、14年は減少傾向

2014年2月14日 (金)

調査・データビジネス機械・情報システム産業協会(JBMIA)は14日、2015年までの世界の事務機械出荷予測をまとめ、公表した。13年の事務機械業界は、円安の影響で前年比4.5%増(金額ベース)の見込みとなった。

国内市場は、複数の品目の数量・金額が減少するものの、金額のウェイトが大きい複写機・複合機がプラスだったため、合計金額は増加の見込み。海外市場は、欧州の景気停滞の長期化や新興国市場の勢い鈍化などが見られたが、円安の影響で金額は増加する。

14年以降の国内市場は、消費税率の変更に対応した新製品特需や駆け込み需要により一時的な出荷増の期待ができる品目もあるが、企業の事務機械の導入は一巡しており、全般的に金額は減少傾向で推移していく、と予測。

海外市場は、先進国で景気回復基調が鮮明になってきた米国に加え、欧州経済も次第に持ち直していくことが期待されているものの、先進国の事務機械市場はリプレース需要が中心のため、数量・金額は「当面横ばいで推移していく」と分析。

また、新興国は中国市場について「以前ほどの勢いはないものの、現状程度の安定的な成長が続く」とみており、ほかの新興国市場では成長が続き、新興国市場向け数量は増加すると予測した。

業界全体としては、機器本体に加え、ソリューション販売、サービス・消耗品など周辺ビジネスへの展開が重要性を増している。クラウド環境の進展でソフトウェアとの連携機能強化が進む中、市場拡大の要素が豊富にあり、継続的な発展が期待されている。

■詳細は下記URLを参照。
http://www.jbmia.or.jp/whatsnew/detail.php?id=353