調査・データデンソーソリューション(愛知県刈谷市)は5日、運送事業者向けクラウドシステム「Business Support System」(BSS)を導入した三生運輸(三重県津市)の事例を公開した。自動点呼の導入により、点呼業務に従事する体制を6人から2人へ削減し、24時間運用の省人化を実現したという。
三生運輸は2025年8月の制度改正を機に、津市、小牧市、四日市市の3拠点で業務前後自動点呼の運用を開始した。従来は対面点呼とIT点呼を組み合わせて運用していたが、夜間点呼のための人員確保やシフト調整が大きな負担となっていたほか、IT点呼における16時間ルールや運行管理者による実施割合などの制度上の制約も課題だったという。
自動点呼導入後は、夜間帯のパート要員が不要となり、運行管理者2人のみで運用可能となった。3拠点すべてで24時間安定した点呼体制を構築するとともに、人件費削減と管理者負担の軽減を実現したとしている。また、血圧計や体温計と連携した運用により、ドライバーの健康管理にも活用している。
物流業界ではドライバー不足に加え、運行管理者の確保も課題となっている。点呼業務の自動化は法令順守を維持しながら運営効率を高める手段として導入が進んでおり、限られた人員で持続可能な運行管理体制を構築する取り組みとして注目される。
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