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商船三井、大洗フェリーターミナルで藻場再生研究

2026年6月17日 (水)

▲エビアマモの雌花序(出所:イノカ)

環境・CSRイノカ(東京都文京区)は16日、商船三井、商船三井さんふらわあと共同で、茨城県大洗町の大洗フェリーターミナルに常設する再現水槽で、海草「エビアマモ」の人工開花に成功したと発表した。完全閉鎖環境下での人工開花は世界初としている。

同水槽は、大洗の海を室内に再現したもので、イノカ独自の「環境移送技術」を活用して管理している。大洗町沖は黒潮と親潮が交わる豊かな海域だが、近年は海藻が減少する「磯焼け」が課題となっている。藻場は魚介類の産卵場所や稚魚のすみかとなるほか、CO2を吸収するブルーカーボンの面でも重要な役割を担う。

3社はこれまで、大洗フェリーターミナルを拠点に、地域の小学生向け海洋教育イベントなどを展開してきた。今回の成果を受け、同ターミナルを環境教育や海洋研究の場として活用し、子どもたちが主体的に地域の海を学べる機会を広げる。

商船三井グループは、大洗フェリーターミナルを人と海を結ぶ拠点として位置づけている。今後は旅客や地域住民が海洋環境に触れる機会を創出し、環境保全の重要性を伝える活動を進める。

イノカは、今回の人工開花を磯焼け課題の解決や藻場再生に向けた学術研究・技術開発につなげる。また、大洗フェリーターミナルを拠点として、地域の子どもたちが主体的に海洋研究に参加できる場づくりを進め、地域と連携したネイチャーポジティブ(自然再興)のモデル構築を目指す。

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