サービス・商品True Data(トゥルーデータ)は24日、消費財メーカー向けに商品の値上げが売上や利益に与える影響を予測する「日本市場における価格シミュレーションサービス」を7月3日から提供開始すると発表した。米SASのAI(人工知能)・予測システムを活用し、原材料費や物流費の上昇が続く中で、データに基づく価格戦略の立案を支援する。
近年、消費財業界では原材料費や物流コストの高騰を背景に価格改定が相次ぐ一方、消費者の節約志向の高まりから、値上げによる販売数量の減少や競合商品への顧客流出といったリスクへの対応が課題となっている。
新サービスは、True Dataが保有する6500万人規模の購買データと、SASのクラウド型データ・AI基盤「SAS Viya」を組み合わせて構築したもの。商品の価格を変更した場合の需要や売上の変化を予測し、価格据え置き時との比較分析を行う。競合商品との価格差も考慮しながら、商品ごとの値上げ余地や価格改定の影響度を可視化できるという。
また、ID-POSデータを活用し、値上げ実施時に消費者がどの競合商品へ流れる可能性があるかを分析。ブランドスイッチの動向や価格耐性を把握することで、より精度の高い価格戦略の策定を支援する。
さらに、客観的なデータに基づく分析結果を活用することで、社内の意思決定の迅速化や、小売事業者との価格交渉における説明材料としての活用も見込む。
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