拠点・施設霞ヶ関キャピタルは6月30日、川崎市川崎区東扇島で開発を進めていた冷凍自動倉庫「LOGI FLAG TECH 東扇島I」が完成し、引き渡しが完了したと発表した。三菱商事都市開発が開発事業者となり、霞ヶ関キャピタルが開発用地のソーシングと企画立案を担い、プロジェクトマネジメント業務を受託して協働で推進した。三菱商事都市開発にとっては初の冷凍自動倉庫開発となる。

(出所:霞ヶ関キャピタル)
施設は首都高速湾岸線・東扇島インターチェンジから2キロ。東京港、横浜港、羽田空港へのアクセスにも優れ、首都圏の消費地向け配送拠点や輸出入貨物の集約拠点としての利用を想定する。冷凍・冷蔵物流施設が集積する東扇島湾岸エリアで、コールドチェーン需要に対応する。
敷地面積は5000平方メートル、延床面積は1万9953平方メートル。鉄骨造地上3階建てで、1万パレットを保管できる。3階の冷凍保管エリア全面に自動ラックシステムを配置し、-25度の冷凍自動ラック倉庫に対応する。1階には+5度の冷蔵荷捌きスペースを設けた。入居企業はX NETWORK(クロスネットワーク、東京都千代田区)。
同施設は、冷凍倉庫の労働力不足や低温環境での作業負荷を抑えるため、自動化設備を導入。ネットスーパーの普及、中食需要の拡大、冷凍技術の進展により冷凍冷蔵食品の物流需要が増える一方、新規冷凍冷蔵倉庫の供給不足や既存施設の老朽化が課題となっている。自動ラック倉庫により、保管効率と作業環境の改善を図る。
環境面では、2030年のフロン規制を見据え、自然冷媒を使う高効率冷凍機を採用した。屋根には太陽光発電設備を設置し、発電した電力を施設内で自家消費する。CASBEE建築評価認証でAランク、BELSで最高位の6つ星を取得している。
霞ヶ関キャピタルは、冷凍・冷蔵・常温の3温度帯に対応する物流施設や冷凍自動倉庫などを「LOGI FLAG」(ロジフラッグ)ブランドで展開している。グループ会社のX NETWORKは、1日1パレットから利用できるウェブ完結型の冷凍保管サービス「COLD X NETWORK」を展開しており、今回の施設も同サービスの基盤となる。
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