認証・表彰シノプス(大阪府豊中市)は6月30日、伊藤忠商事と共同展開する食品バリューチェーン最適化サービス「DeCM-PF」が、コープさっぽろに正式導入されたと発表した。同サービスを活用した物流構造改革の取り組みは、「第1回日本物流大賞」で大賞を受賞した。
コープさっぽろと物流子会社の北海道ロジサービスは、「DX×匠の現場力」による物流構造改革として、AI(人工知能)需要予測を活用した1便化と地域シェアリングモデルの構築に取り組んだ。需要予測型自動発注サービス「sinops-CLOUD」とDeCM-PFの平準化ロジックを組み合わせ、2024年7月から日配品の配送効率化を進めている。

▲授賞式の様子(出所:シノプス)
従来は曜日や特売の影響で荷量が偏り、平均積載率35%の2便目配送が常態化していた。新たな仕組みでは、直近7日間の需要予測を基に、賞味期限や店舗の棚容量を考慮しながら発注量を自動制御し、曜日ごとの納品量を平準化。その結果、配送体制を2便制から1便制へ集約した。
さらに、運行ルートの最適化や共同配送の構築、製造工場での生産集約も組み合わせることで、サプライチェーン全体の効率化を実現した。
導入効果として、トラック積載率は93%と従来比58ポイント向上したほか、年間2万6448時間の労働時間削減、年間310トンのCO2排出削減を達成。労働時間の削減効果は、毎日トラック7台分を解放する規模に相当するという。
今後は、現在定番品を対象としている荷量平準化を特売品や卸向け発注にも拡大する。
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