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JMUに発注、17年竣工

日本郵船、東京ガス子会社と3隻目のタンカー共有

2014年2月28日 (金)

ロジスティクス日本郵船は2月28日、東京ガスの100%出資会社「東京エルエヌジータンカー」と、新造液化天然ガス(LNG)船1隻の共同保有、20年間の長期定期用船契約に関する基本協定を締結した、と発表した。同時にジャパンマリンユナイテッド(JMU)と16万5000立方メートル型新造LNG船1隻に関する造船契約の締結を行った。

建造するLNG船は、日本郵船と東京エルエヌジータンカーとの3隻目の共有船になる。本船は2017年の竣工後、主に米国コーブポイントプロジェクトからのLNG輸送に投入される。

本船はIHIとJMUが開発した自立角形タンク方式(SPB方式)を採用。高い構造信頼性と安全性を備え、タンクの大部分が船体内部に収まる構造になっているため、船橋からの前方見通しが良く、風圧抵抗が小さくなる特長がある。

さらに、米国沿岸の環境規制に対応するため、低硫黄油も使用可能な三元燃料ディーゼル機関の電気推進方式とSCRを採用。カーゴタンクのボイルオフ率を世界最小レベルに抑えることができる防熱材を使用し、優れた燃費性能と環境負荷低減を実現する。