国際韓国の釜山港湾公社(BPA)は5日、ロシア極東開発省のシェレイキン次官一行が4日に同公社の林基沢(イム・ギテク)社長と会談し、釜山港と新港物流団地を視察したと発表した。
会談では林社長が釜山港の主要事業の推進状況や今後の開発計画などを説明し、ロシア港湾との相互協力策を協議した。
昨年、釜山港とウラジオストク港やボストチヌイ港など極東ロシア港湾とのコンテナ取扱量は52万TEUとなっており、最近の韓国とロシアの協力関係の進展で今後も増加する見込み。同公社では、北極海航路の開発や修理・造船など港湾産業と関連した分野での協力促進も期待している。
昨年11月の朴槿恵(パク・クネ)大統領とプーチン大統領の首脳会談以降、「ユーラシアイニシアティブ」事業が本格的に進められ、釜山港と極東ロシア港湾の相互協力がさらに活発化する見込みとなっている。
同省は、開発が遅れている沿海州など極東ロシア9州の経済開発を担当している。