荷主マークテック(東京都大田区)など6社は24日、使用済みリチウムイオン電池から回収・再生した資源を使った試作電池で、新規資源由来の電池と同等水準の性能を確認したと発表した。リチウムイオンバッテリーの回収・資源循環に取り組む「Re-CIRCLEプロジェクト」の一環で、再生資源の輸送やトレーサビリティーを含むサプライチェーン全体の構築を目指す。
実証にはマークテック、KDDI、リーテックリニューアブル エナジーソリューションズ、エマルションフローテクノロジーズ、商船三井ロジスティクス、トランスコスモスが参加した。使用済みリチウムイオン電池から回収したセルを原料に、非焙焼・低環境負荷のプラントでレアメタルを含む高純度ブラックマスを生成。エマルションフロー技術でレアメタルを抽出し、正極材料として再利用して試作電池を製作した。
性能評価では、電極の体積抵抗や界面抵抗、充放電容量のレート特性、サイクル特性を検証し、市販の炭酸リチウムを使用した新規資源由来の試作電池と同等水準の性能を確認した。使用済み電池から回収した資源を再び電池材料にする水平リサイクルの実用化に向け、品質面での可能性を示した形だ。
各社は今後、使用済み電池の回収促進や再生材料の高品質化に加え、商用電池化を目指す。
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