ECネオ・ウィング(東京都中央区)は25日、物流代行サービス「NEOlogi」に、越境EC(電子商取引)の商品購入時に関税やVAT(付加価値税)、関税立替手数料を算出できる新機能を追加したと発表した。ECカートとのAPI連携により、海外の購入者がチェックアウト時に関税などを含む費用を支払うDDP(関税元払い)に対応する。購入時に関税額を含む総額を確認できるようにし、受取時の関税トラブルや返品などの軽減につなげる。
新機能では、ECカート上で送料に加え、関税、VAT、関税立替手数料を自動算出する。従来の越境ECでは商品到着時に購入者が関税などを支払うケースがあり、想定外の費用負担による受取拒否やキャンセル、返品がEC事業者の負担となっていた。
関税算出には、NEOlogiが提供してきた独自の送料計算機能を活用する。商品のサイズから梱包後の段ボールサイズを算出し、容積重量を加味して送料を計算する仕組みで、新たな関税計算機能と組み合わせる。事業者向けダッシュボードでは、注文ごとの関税、VAT、関税立替手数料の内訳を確認でき、コストや手数料を管理できる。
NEOlogiは日本を含む世界150カ国以上への出荷に対応するクラウド型物流代行サービスで、出荷指示や在庫管理、通関書類作成、海外配送を一元管理する。完全従量課金制で、初期費用と固定費は不要としている。
同社は、アメリカの相互関税をはじめ、EU各国などでも少額貨物に関税を徴収する動きが広がっていることを新機能開発の背景に挙げる。購入段階で関税を含めた総額を明確にすることで、購入者が安心して買い物できる環境を整えるとともに、EC事業者の受取時の関税トラブルや返品の軽減を図る。
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