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安田倉庫、デジタルツインで人時生産性26%向上

2026年8月25日 (火)

認証・表彰安田倉庫とイデアロジー(東京都新宿区)は25日、メディカル物流拠点でデジタルツインと最適化シミュレーションを活用した業務改善により、人時生産性を26%向上させた取り組みが、日本ロジスティクスシステム協会(JILS)の「2026年度ロジスティクス大賞」で現場革新奨励賞を受賞したと発表した。大規模な自動化設備を導入せず、既存設備とソフトウエアを組み合わせて庫内作業とトラック待機時間を改善した。

対象拠点では、誤出荷防止のため1注文につき1パレットを使用する「シングルピック方式」を採用していたが、注文増加に伴ってパレット数が増え、垂直搬送機の処理能力が逼迫。トラックドライバーの待機時間が増える要因となっていた。

両社は2023年から、イデアロジーのデジタルツイン・最適化シミュレーションソフト「IdeaSim」を使って現場を仮想空間上に再現し、改善策を検証した。24年にはWMS(倉庫管理システム)の出荷データと連携し、配送方面や保管ロケーションを基に複数注文を1パレットへ集約する「マルチピック方式」を開発。25年に本格導入した。

IdeaSimはWMSの出庫データからピッキングの最短ルートを算出し、作業リストを自動生成して現場の作業指示に反映する。導入前と比較して人時生産性を26%高めたほか、作業員1人当たりの1日の倉庫内歩行距離を24%削減、トラックドライバーの平均待機時間を20%短縮した。作業スタッフも20%省人化し、創出した人員を医療機器のメンテナンスなど別業務へ振り向けた。

安田倉庫は今後、同様の仕組みを他拠点へ展開することを検討する。イデアロジーは9月、ピッキング効率化に特化した「IdeaSim G Model」を提供する予定で、従来3か月以上としていた導入期間を最短1週間に短縮するとしている。将来的には入庫場所や倉庫レイアウトの最適化、メーカーの異なるAGVやAMR(自律走行搬送ロボット)との連携にも対象を広げる。

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