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UPS、世界3地域に20億ドル超投資し供給網強化

2026年8月25日 (火)

国際UPS(米国)は24日、欧州、アジア太平洋、米州を中心に、国際輸送、ヘルスケア、サプライチェーンソリューション事業へ総額20億ドル超を投資すると発表した。投資は2024年に始まり、28年まで継続する。貿易ルートの変化や規制対応、サプライチェーンの不確実性を背景に、航空、陸上、通関、物流拠点を一体運用し、輸送速度や可視性、供給網の柔軟性を高める。

主要案件では、フィリピンのクラーク空港に新ハブを設け、26年第4四半期の開業を予定する。カナダ・オンタリオ州バリーには27年、新施設を開設し、香港国際空港では28年に新たな航空ハブを稼働させる計画だ。医療に加え、ハイテク、自動車、産業機械など成長分野の需要取り込みを狙う。

(出所:UPS)

既存網の増強も進める。航空と陸上輸送の接続時に温度管理を維持するクロスドック施設を27か所整備したほか、台湾ではデジタル技術を活用した物流センター、韓国・仁川では自動化を取り入れた航空ハブを拡張した。オランダ・アムステルダムでは、貨物輸送、通関、コールドチェーン機能を集約したサプライチェーンソリューション拠点を設けている。

アジア域内では航空ネットワークの輸送能力とスピードを引き上げるほか、パリ-香港、深圳-シドニー間で週5便を運航し、需要増に対応する。医療、テクノロジー、産業機械、自動車分野を重点市場に据える。

サービス面では、欧州の陸上ネットワークで主要8市場の土曜配送に対応するほか、アジア太平洋ではIATAの医薬品輸送品質認証「CEIV Pharma」を取得した施設網を拡充。北米では、メキシコ発着の重量航空貨物に時間指定サービスを導入し、域内の航空貨物サービス範囲を広げる。UPSは拠点投資と輸送モード間の連携強化を通じ、国境をまたぐ物流の安定性向上を進める。

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