荷主ADEKA(アデカ、東京都荒川区)は25日、韓国・全羅北道完州郡にある連結子会社ADEKA KOREA CORPORATIONの全州第三工場内に、高性能透明化剤「TRANSPAREX」の製造プラントを新設すると発表した。投資額は65億円で、2026年12月に着工し、28年6月の完工、同年11月の営業運転開始を予定する。
新プラントは延床面積5996平方メートル。全州第三工場の余剰スペースを活用して建設する。同工場は18年に用地を取得し、現在は次世代以降の半導体材料の製造設備を置いている。ADEKAによる樹脂添加剤分野への設備投資は9年ぶりとなる。

▲新プラントを建設予定のADEKA KOREA 全州第三工場(出所:ADEKA)
TRANSPAREXは、ポリプロピレンに少量添加することで透明性を高める樹脂添加剤で、食品包装や医療、自動車部材、雑貨などで採用が広がっている。現在は委託製造を活用しているが、今後の需要増を見込み、自社生産能力を確保して供給体制を強化する。
ADEKAは、透明化剤を使ってポリプロピレンへの素材統一を進めることで、包装材などのモノマテリアル化やマテリアルリサイクルの拡大につなげる考え。2030年度には透明化剤市場を500億円超へ拡大し、自社シェア60%以上の獲得を目標としている。
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