拠点・施設日本GLP(東京都中央区)、JFEホールディングス、JFEスチール、川崎市は25日、川崎市川崎区の扇島地区で、冷凍冷蔵機能を中心とする大規模物流拠点「ALFALINK川崎扇島」を開発すると発表した。JFEスチールと日本GLPは5日、JFEスチール東日本製鉄所京浜地区の18ヘクタールについて土地売買契約を締結し、4者で高度物流拠点の形成に向けた連携協定も結んだ。
計画では、物流施設11棟と共用棟を段階的に整備する。敷地面積は18万2000平方メートル、延床面積は約37万平方メートル、保管能力は55万トンを見込む。首都圏の食品物流を支えるコールドチェーン拠点として、冷凍冷蔵倉庫の老朽化や庫腹ひっ迫といった課題への対応を狙う。JFEスチールが既存設備の解体・撤去と基盤整備を進め、2028年3月末までに日本GLPへ土地を引き渡す。日本GLPは同年6月から順次着工し、30年7月までに一部施設の先行稼働を予定する。

▲ALFALINK川崎扇島完成イメージパース(出所:JFEホールディングス)
拠点では、冷凍冷蔵機能に加え、GX(グリーントランスフォーメーション)やDX(デジタルトランスフォーメーション)を組み合わせた物流高度化も進める。水素モビリティーの活用や水素ステーションの設置、川崎港を使ったモーダルシフト、自動運転トラックや自動化設備の導入、共同輸配送などを検討する。災害時の物資輸送機能や見学施設の整備も視野に入れる。
扇島地区では、JFEスチール東日本製鉄所の高炉など製鉄設備の休止後を見据え、大規模な土地利用転換が進められている。今回の物流拠点は先行開発する高度物流ゾーンの中核事業の一つとなる。川崎市などは施設の一部稼働までに、首都高速湾岸線の扇島出入口(仮称)や、東扇島と扇島を結ぶ一般道路・臨港道路の供用開始を目指す。

(出所:JFEホールディングス)
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