荷主日野自動車は26日、中型トラック「日野レンジャー」を一部改良し、同日発売したと発表した。安全運転支援機能やデジタルタコグラフを標準装備するなど、安全運転や運転負荷の軽減を図った。物流業界で深刻化するドライバー不足への対応につなげる。
改良車は、速度制限や車両進入禁止などの道路標識を画像センサーで検知し、メーターに表示する「標識認識システム」を全車に標準装備した。速度超過時には警告音で注意を促す。一部車型を除き、クルーズコントロール作動中に制限速度標識を検知すると設定車速の変更を提案する「標識連動型車速制御システム」も設定した。運送事業者の法令順守と安全運行を支援する。

▲日野レンジャー(出所:日野自動車)
また、アウターミラーも刷新。一部ミラーをフレームレス化してキャブ周辺の間接視界を広げるとともに、空力性能を追求した形状で省燃費にも配慮した。法定3要素の時間、距離、速度を記録する小型デジタルタコグラフも標準装備し、SDカードへの運行データ保存によって安全な運行や法定業務の効率化を支援する。
物流車両としての架装性も高め、尿素タンクを全車でキャブ後方に移し、形状を最適化することでホイールベース間のスペースを拡大。架装変更に伴う尿素タンクの移設改造を不要とした。
今回のモデルは、ARCHIONグループの統合プラットフォーム戦略の第一歩にも位置付けており、日野から三菱ふそうトラック・バスへの既存プラットフォーム供給を通じ、グループとして製品競争力の強化を図る。
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