財務・人事自動運転トラックを開発する米ガティックは25日、シリーズDラウンドで2億ドルを調達したと発表した。カタール投資庁(QIA)とコーク・ディスラプティブ・テクノロジーズ(KDT、米国)が主導した。調達資金は、北米で展開する無人商用輸送の車両・運行規模拡大に充てる。
ガティックは、配送センターと店舗を結ぶ高頻度の地域輸送に自動運転トラックを投入している。対象は小売、食品、日用品などのサプライチェーンで、テキサス、アリゾナ、アーカンソー各州とカナダで運行する。これまでに完全無人で8万5000件の輸送を実施し、オンタイム配送率は99%としている。契約済み売上高は6億ドル超に達した。

▲ガティックの自動運転トラックの車列出所:ガティック)
同社は幹線道路と一般道の双方に対応する自動運転システム「Gatik Driver」を開発し、需要や配送センターの稼働状況、集荷・納品条件の変化に応じて経路を組み替える運用を進めている。現在は北米で数十台の無人トラックを稼働しており、今後数年で数千台規模まで拡大する計画だ。
今回の資金調達では、配送センターと店舗間など、高頻度で運行する地域輸送ルートに焦点を当てる事業モデルの拡大を優先する。定時性が求められる地域配送で無人運転を定着させ、輸送能力の追加やサービス水準の安定化につなげる。
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