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アジア米国間のコンテナ動向、10月復航が10.8%減

2014年12月18日 (木)

調査・データ日本海事センターが18日発表したアジア米国間航路のコンテナ荷動き速報によると、11月の往航荷動き量は9か月連続で対前年増加となる3.1%増の115.9万TEUとなった。一方10月の復航荷動き量は3か月連続の減少で、10.8%減の53.7万TEUとなった。

往航の1-11月の累計は5.8%増の1346.8万TEUと過去最高だった2007年を上回っており、12月の荷動きが94.4万TEU超になれば年計で過去最高を更新する見込み。国・地域別では、香港積(6.2%減)などが減少したものの、日本積(1.1%増)、中国積(2%増)、韓国積(6.8%増)、台湾積(5.4%増)、ASEAN積(5.2%増)、南アジア積(14.1%増)などが増加した。品目別では、「自動車部品、トラックなどのタイヤとチューブ」(寄与度0.4%)、「おもちゃ」(同0.3%)、「テレビ・ビデオなどの映像・音響製品」(同0.3%)が増加に寄与。

復航の1-10月累計は1.7%減の557.7万TEUとなった。国・地域別では韓国揚(1.5%増)、ASEAN揚(5.5%増)、南アジア揚(15%増)は増加したが、日本揚げ(16.9%減)、中国揚(21.4%減)台湾(6.9%減)と減少した。品目別では「ペットフードや動物用飼料」(寄与度▲2.0%)、「紙、板紙類及びその製品」(同▲1.4%)などが減少の用品となった。

日本積は、13年の年計ベースの品目別順位が1位の「自動車部品(5.%減)が4か月連続の減少となったものの、2位の「車両機器及び部品」は(10.3%増)と11か月連続の増加、3位の「自動車、トラック等のタイヤやチューブ」(11.6%増)が4か月連続の増加、4位の「建設機械」(11.7%増)が3か月連続の増加となり、1.1%増の5.1万TEUと10か月連続の増加となった。(全体に占めるシェア4.4%)。

中国積は、1位の「家具や家財道具」(3.6%減)が3か月ぶりの減少となったものの、2位の「繊維やその製品」(0.6%増)が3か月連続の増加、3位の「一般電気機器」(3.6%増)は同5か月連続の増加、4位の「おもちゃ」(6.0%増)が9か月連続の増加となり、2.0%増の76.2万TEUと9か月連続の増加となった(全体に占めるシェア65.8%)。また、香港積は、6.2%減の2.8万TEUの8か月連続の減少となった(シェア2.4%)。なお、中国・香港積合計では、1.7%増の79.0万TEUの9か月連続の増加となった(シェア68.2%)。

日本揚は、6位の「紙、板紙類やその製品」(前年比1.2%増)が2か月ぶりの増加となったものの、1位の「ペットフードや動物用飼料」(19.9%減)が14か月連続で10%を超える減少、2位の「肉やその調整品」(11.1%減)と3位の「家具及び家財道具」(14.7%減)が同4か月連続の減少となり、16.9%減の5.9万TEUと6か月連続の減少となった(シェア11.1%)。

中国揚は、8位の「レジン等の合成樹脂」(4.4%増)が2か月連続の増加となったものの、1位の「紙、板紙類及びその製品」(19.4%減)が4か月連続で10%を超える減少、2位の「ペットフードや動物用飼料」(81.2%減)が2か月連続で70%を超える減少、3位の「木材やその製品」(4.1%減)が3か月連続の減少、4位の「家具や家財道具」(27.4%減)が3か月連続で20%を超える減少となり、21.4%減の21.9万TEUと3か月連続で10%を超える減少となった(シェア40.8%)。また、香港揚は0.9%減の3.0万TEUで6か月ぶりの減少となった(シェア5.5%)。なお、中国・香港揚合計では、19.5%減の24.8万TEUで3か月連続で10%を超える減少となった(シェア46.3%)。