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冷凍倉庫向けハンディの経験生かす

イーソル、植物工場監視システムを開発

2015年4月28日 (火)

サービス・商品イーソル(東京都中野区)は28日、植物工場仕様の温湿度、照度などの環境データを測定・蓄積する農場監視システム「eSOLアグリンクサーバ」を開発したと発表した。環境測定装置には、冷凍倉庫向けハンディターミナル「eSOL Geminus PS-9020」の開発などで培った耐環境技術を生かした。

本体に搭載している液晶パネルで植物工場のリアルタイムな環境データを確認し、現場の環境調整に即時対応できる。測定データは、無線LANや3G通信回線を通してクラウドサーバやパソコンへも蓄積が可能で、蓄積データから環境や状況を可視化し、農作物に最適な環境を保持する施策を打ち出すことが容易になる。

同システムは測定した環境データを収集する本体装置、測定データを蓄積・閲覧するためのPC専用アプリケーション(ライト版)、ACアダプタで構成。温度、湿度、二酸化炭素濃度センサーを内蔵し、本体の液晶パネルに測定データを表示できる。

内蔵センサー以外にオプションで水温、漏水、照度センサーを追加でき、利用者のニーズに応じて柔軟なシステム構成を実現する。また、測定データ確認用アプリケーションは機能が限定されたライト版以外に、測定データ収集や閲覧、本体の設定などの管理が可能なサーバアプリケーションも用意。イーソルが提供するクラウドサーバでも利用できる。