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固定価格買取制度見直す改正FIT法が成立

2016年5月26日 (木)

環境・CSR太陽光など再生可能エネルギーを電力会社が固定価格で買い取る改正FIT法が25日、参院本会議で可決・成立した。これにより、現行の固定価格買取制度ですでに認定を受けていても、2017年3月末までに電力会社と接続契約を締結していない場合、認定が失効することとなる。

電力会社との接続契約には、工事費負担金の算出などに9か月程度かかる場合があるため、経済産業省では、認定の失効を避けるため早めに接続を申し込みを行うよう呼びかけている。

運転をすでに開始していたり、接続契約の締結が済ませている場合は新制度の認定を受けたものとみなされ、新制度が適用されるが、改正法施行後に書類を提出する必要があるほか、一定期間内の運転開始などの条件が付く可能性もある。

新認定制度では、再生可能エネルギー発電事業者は経済産業大臣から事業計画の認定を受けなければならなくなるほか、買取義務者を小売電気事業者から一般送配電事業者に変更する。また、買い取った電気は卸電力取引市場で売買することが義務付けられる。