三菱電機、中国にFA機器の新生産工場竣工

荷主三菱電機は9日、中国のファクトリーオートメーション（FA）機器生産会社三菱電機自動化機器製造（常熟）の第二工場が10日に竣工すると発表した。4月から稼働開始し、中国でのFA機器事業の拡大に対応する。

近年、中国では製造業の自動化・省力化需要拡大に加え、「中国製造2025」などの知能化・IoT化を進める国家プロジェクトや政府補助金施策による投資が進みつつあるなか、今後、FA機器需要の増加に伴う事業拡大を見込み、新たに第二工場を建設し、生産体制を強化することにした。今後も段階的に生産体制を強化する。

■新工場概要
所在地：江蘇省常熟高新技術産業開発区東南大通3号（三菱電機自動化機器製造常熟内）
拡張用地面積：3万1000平方メートル
建築面積：9000平方メートル
延床面積：1万9000平方メートル
構造：RC造
階数：地上2階建て
主な生産予定製品：サーボモータをはじめとするFA機器
稼働開始：2017年4月
投資額：50億円（建物・生産設備含む）
環境・省エネ対策：e-F@ctoryを活用したエネルギー管理システム、LED照明