財務・人事山九が10月31日に発表した2018年3月期第2四半期(4-9月期)決算は、物流・機工部門ともに好調に推移し、営業利益が10%増加した。
物流部門は、港湾事業のコンテナ取扱量が一部航路休止の影響があったものの前期並みにとどまった。国際物流事業は新規輸送作業立ち上げによる先行コストがあったが、国内外で連携した大型設備輸出案件があり増収増益。
3PL事業は海外の低採算事業からの撤退などが寄与して収益性が改善。構内物流は海外で新規作業が軌道に乗ったことや国内製造業構内での操業度アップにより増収増益。部門全体では4.4%の増収、13%の増益だった。
機工部門では、国内製造業構内の製造基盤設備・効率化対策工事を受注拡大するとともに、機材配置の効率化や原価管理の徹底などが奏功し、収益性を改善した。
保全作業では、国内連結小会社の一部領域や東南アジアでの大型定期修理工事量の増加、ブラジルの整備作業の前倒しして増益だった。機工事業全体では0.3%の増収だったが営業利益は9%の増益となった。
■2018年3月期第2四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 259,431 | 2.0% | |
営業利益 | 14,973 | 10.1% | 5.8% |
経常利益 | 15,097 | 14.0% | 5.8% |
当期利益 | 9,844 | 11.1% | 3.8% |