財務・人事山九が1月31日に発表した2018年3月期第3四半期(4-12月期)決算は、物流・機工部門ともに好調を維持し、営業利益が10.3%増加した。
物流部門は、港湾事業のコンテナ取扱量が前年同期並みに回復したほか、国際物流事業が国内外で連携した大型設備輸出案件の取扱量拡大により増収増益となった。
3PL事業は低採算作業からの撤退などが収益に寄与。構内物流は海外での新規作業の軌道化が全体作業量の押上げた。部門全体では売上高5.5%の増収、セグメント利益は17.5%の増益となった。
機構部門では、設備工事が国内での製造基盤整備・効率化対策工事の受注を拡大し、前期並みの工事量を確保するとともに、要員シフトや機材配置の効率化、原価管理の徹底を進めて収益性を改善した。
保全作業では、東南アジアでの大型定期修理工事や中東での保全作業が増加、国内大型設備据付の造成工事増加もあり、部門全体の売上高は1%の増収となった。セグメント利益は6.8%の増益。
■2018年3月期第3四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 394,076 | 3.1% | |
営業利益 | 23,493 | 10.3% | 6.0% |
経常利益 | 23,667 | 10.5% | 6.0% |
当期利益 | 15,789 | 10.1% | 4.0% |