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総工費770億円、年間取扱量260万トン

キャセイパシフィック、新貨物ターミナルがフル稼働

2014年2月25日 (火)

ロジスティクスキャセイパシフィック、新貨物ターミナルがフル稼働(1)キャセイパシフィック航空は24日、傘下のキャセイパシフィック・サービス社が香港国際空港のキャセイパシフィック・カーゴ・ターミナルのフル稼働開始に伴い、開業式典を催したと発表した。

総工費59億香港ドル(770億円)を投じた新貨物ターミナルでは2013年2月の運用開始以降、段階的に業務の範囲を広げながら円滑な業務の移行を進め、同年10月初旬には全業務の移行を完了。

貨物の締め切り時刻の延長や間際の貨物受け取り、接続便への積み替えに要する時間の短縮などを可能とすることで、利便性を大幅に向上させた。新ターミナルは年間取り扱い貨物重量260万トンの能力を備えている。

■キャセイパシフィック航空のジョン・スローサー最高経営責任者のコメント
「キャセイパシフィック航空は旅客・貨物の航空輸送拠点としての香港の発展に向けて絶え間ない努力を費やしており、競争力をさらに高めていくために貨物ターミナルや運航機材の増強への大型投資を続けて行く。世界最大級の規模と極めて洗練された施設を誇るキャセイパシフィック・カーゴ・ターミナルは、アジアを代表する航空貨物輸送拠点としての香港の地位を揺るぎないものにする上で大きく貢献する。アジア地域でのハブ空港間の主権争いが激化の一途を辿る昨今、新貨物ターミナルと充実を続ける機材体制、香港物流業界のプロフェッショナリズムが一体となることによって、柔軟かつ機動的な物流ソリューションが香港の航空貨物輸送産業にもたらされるものと確信している」