ロジスティクス独ルフトハンザカーゴは、香港のローカル貨物の取扱場所をキャセイパシフィック航空ターミナルに移転した。キャセイパシフィック航空との共同事業契約の一環として、10月1日付で実施した。
輸出時の荷役と輸入時のデリバリー手配を1か所で行うことが可能となり、「両キャリアの顧客に利益をもたらす」(ルフトハンザ・カーゴ)としている。
両社は共同事業契約に沿って営業、IT、サービスの強化といった貨物キャリアのネットワーク計画で密接に協力しているほか、2017年2月1日には共同事業として初めて香港から欧州へ貨物を輸送する。また、18年には欧州から香港への東行も予約を開始する。
ルフトハンザカーゴのピーター・ガーバーCEO兼取締役会議長は「(キャセイパシフィック航空と)香港で取り扱い場所を共有することを喜んでいる。われわれの顧客にとっても多くのメリットがあることだ」と貨物ターミナルの共同化を皮切りとした共同事業を評価。
キャセイパシフィック航空のサイモン・ラージ貨物ディレクターは「欧州に近く、世界で最も忙しい国際航空貨物ハブが香港に持ってくること、それによって世界の偉大な航路の一つを強化することこそ、私たちが協力する狙いであり、今回の動きはその第1歩となるものだ」と語った。