東芝、新規製品群のウェハー製造を米企業に委託

荷主東芝は18日、新規製品群「FFSA」のウェハー製造をグローバルファウンドリーズ社へ委託すると発表した。グローバルファウンドリーズ社の65ナノメーター、40ナノメータープロセスを使用した製品を製造し、28ナノメーターを使用した製品も検討する。

「FFSA」は東芝の重要な戦略製品群のひとつで、グローバルファウンドリーズ社の品質、歩留りの高さに加え、試作品、量産品の製造工期が非常に短いことを評価して製品のウェハー製造パートナーに選定した。

FFSAは、米国ベイ・サンド社からライセンスを受けた技術を使用しており、従来のASICに比べて短期間で試作品を提供することができるため、製品試作開始の直前まで仕様を検討をしたいというニーズに対応する。

短期間でサンプルを提供するため、レイアウト設計作業期間の短縮だけでなく、その後の製造期間の短縮も重要なことから、グローバルファウンドリーズ社が製造期間を短縮するために柔軟に対応するという協力を得て、検証済のRTLの設計データから5週間で試作品を提供できるようにする。